トラブルは起きる
仕事をしているとトラブルは付きものです。
いくら注意を払っていても対処しきれないトラブルが起きる事もあります。
自分の力の及ばないところで起きる事もあると思います。
そんな時、どう行動すれば良いのか。

聞いた話や世間で起きた事例を書きながら理想を考えたいと思います。
雲泥の差の対応
あるメーカーの会長から聞いた話ですが、出荷した商品が漏れるとのクレームを受けた事があるそうです。
その当時の対応として出荷先に直ぐに出向き、全て検品し直したそうです。
当たり前だと思って聞いていたのですが、最後まで聞くと実は自分たちがした仕事ではなく別のメーカーが送ってきたものが漏れていたとの事でした。
しかし、何も言わず全て作業を行ったとの事でした。
自分たちの仕事ではないというのは、いつでも言えるけど、今、相手が困っているなら助けるのが筋だとの事でした。
その後、先方から倍以上の発注が来たとの事でした。
一時的に損はしたかもしれませんが、それ以上の利益になったと笑いながら話をされていた姿は今でも鮮明に覚えています。
一方で、ご存知の方もいるかと思いますが、ある牛乳を扱っていたメーカーの当時の社長は逆ギレして信用を失う事になりました。
もしかしたら本当に知らなかったし、寝れなかったので判断力が落ちていたかもしれませんが、クレームの対応としては最悪です。
目先の利益ばかり考えたり、相手の事を考えて発言や行動をしないと、とんでもないリターンが返ってくるかもしれません。

清く正しく
防げたトラブルは起こしてはいけませんが、突発的に起きる事もあります。
トラブルによっては莫大なコストがかかる事もあります。
でも目先のお金ではなく、トラブルに巻き込まれてしまった人を思って対応を考えなくてはいけません。
お金は頑張れば取り返せます。でも失った信用は基本的には戻せません。
そういったトラブルが起きた時こそ冷静に、そして相手がいることであれば誠実に対応できるようにお金に惑わされず清い心を持ち続けたいです。

でも正直に言えばトラブルが起きない事を望んでいます。