空気感とは何なのか?
来社されるお客様や取引先の方から御社は空気感が良いですね。と良く言って頂けます。
逆に訪問させてもらった時に、この会社は空気感が良いな。とか、空気が重いな。と感じる事もある。
じゃあこの感じてもらったり、感じたりしている『空気感』とはなんだろうか。
目に見えるものでもないし、しっかりと表現できるようなものでもない人それぞれが勝手に感じるものです。
ただ空気感が良いと感じた会社は売上も高く、従業員の離職率も低いです。
この空気感は人それぞれだし、感じ方も違うけど強ち感じ方に差がないこの感覚を訪問した会社などから分析してみようと思います。

空気感が良いと感じた会社の特徴
何をもって空気感が良いと感じたのか。
空気感が良いと感じた会社の特徴として一番は上司、部下関係なく、互いに意見をしっかりと言い合える環境があるように感じた。
あるお客様ですが、特に役職もない従業員から社長や会長に対して、しっかりと意見を述べている姿を見た時に一人ひとりを尊重する会社なんだなと感じ、その人が特別ではなく他の人でもしっかりと意見を言ってくれるというのは、そこの会長さんから教えてもらった。
何よりも上司が嫌な顔をせずに真剣に聞いて対応している事も重要だと、その会長さんから学びました。

これって仕事だけじゃなくて普段も大切だな。と改めて感じ、思い返すと関係が長く続く友人に関しても同じように何でも言い合える存在だし、もちろん夫婦関係も同じです。
では会社の空気感は会社が作れるものでしょうか?
空気感は人間関係が醸し出すもの
空気感の良い会社というのは、もちろんトップが明るい顔をしている事も大切だと思いますが、相手に配慮した自己主張が出来る関係性が浸透している会社だと思っています。
相手に配慮した主張というのは相手の人格ではなく行動や発言に対して、自分の主観での意思をしっかりと伝える事と捉えています。
なぜ自分の意思を伝えたいかという意図をしっかりと事前に確認し合う事で相手に真意が伝わると思っています。
お互いに真意を伝えあう事で良好な関係が築け、それが広がる事で会社の空気になり、それが会社の文化になります。
空気感が良いという事は楽しく仕事が出来るという事なので長く勤めてくれる人も多くなり、製品の仕上がりにも関わってくるはずです。そして来社される人にもそれは伝わります。
相手に変な気遣いをして黙ってしまうと感情だけが伝わってしまい、気分が悪くなるので、しっかりと伝えたい事は勇気を持って伝えるように心がけたいですね。

会社が悪いではなく、まずは自分から変わろうと思います。