正論の様な正論でない事
昨日のブログの前半でも述べたが、ここ数か月、営業としては辛い時期で会議では責められ続ける日々が続いた。
https://rulestype.law.blog/?p=1021
美容業界以外にも商品を展開した方が良いのでは?とか、ネットは?新規は?と軽々しく言われる。事実、例題としてでたその業界はコロナ禍でも大きな影響を受けておらず、新規は積極的に受けていなかった。
それが売り上げを落とした原因と言われれば一理ある。それに対して言い訳は色々出来るが、したくなかったので言わず我慢をしていた。
ただあまりにも続き、それに対して真剣に考えて一時の苦しさを紛らわすために簡単な方向に逃げることが如何に危険かを述べてきたが、上層部は誰も耳を貸さなかった。
それは自分一人の意見ではなく先代からの想いや他のメンバー、お客様からの意見だったが確かにエビデンスがあるものではなかったし、他のメンバーが言う事をやって本当に危険な状況になるかは誰も分からない。むしろ落ちていない、伸びている業態という事実が相手の理論を後押した。

咆哮
緊急事態宣言も解除され、落ち着きを取り戻し始めた業態ですが、前までのようになることは考えにくいと思っています。
現に平均値からいえば8割ほどの受注量となっています。それでも売上を戻してきてくれた既存のお客様には感謝しかありません。
それでも上からは落ちたものを戻すようにと言われ続け、自分の中では言われることは仕方ないと思いつつ、疑問が増え続けました。
売上を上げることは営業にとって優先事項の高い課題です。でも1番に据えると様々な考えや理想が狂ってきます。
既存のお客様はコロナ禍で大変な時期に耐えて、大変な事を口にも出さず、今まで通りに注文をだしてくれるようになった。
これに対して、売上を上げろの一点張りは失礼ではないか?それに対して自分たちは何をして来たのか?先代が掲げた理想は?今の会社はどこへ向かうの?と沸々と疑問と共に憤りが湧いてきた。
そして、それを一番口に出してくる役員であり、外部顧問の方に対して我慢できなくなり、憤りが先行しない様に疑問をぶつけ続けた。

言い訳をしている様で若干惨めな気持ちになったし、下手したら解雇だなぁ…と思いながら発言をしていたが、後悔はしなかった。
社内の聞き取りをしていても同じような疑問を持つ人がいた事と自分自身が真剣に考えてきた自負があったからだ。
そして誰もが自分の事で精一杯な事は承知しているし、会社であってもそれは同じだと思っているから。
周りを守る力を付けるために
所属している会社であっても守ってくれるとは限らない。
それは悲観的な思想ではなく、自分を守れるのは自分のみなので、まずは自分自身に力を付けて周りを、会社を守れるようにしたいとの考えから来ている。
その為にも真剣に考えて行動して、それでも改善できないと思った場合は全力で抗議をするべきだし、それで解雇されるようなら、そこまでの会社だし、自分のためにも新たな方向性は考えた方が良いと考えています。
前述したような事を伝えても解雇されず、減給にもならず、変わらない対応をしてくれる会社には感謝しています。
働いてくれている人、関わってくれている人には感謝しかない。だからこそ意見を言える環境は常に保ちたいし、言いにくい環境が蔓延しているなら、それを打破できる立場の人が自分の立場を守る事よりも優先して行うべきだと考えている。
と、偉そうに書いてしまったが、一生懸命に働いてくれている子たちがいなければ、ここまで頑張ってないですね。部下や同じ考えの人たちに感謝です。
