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化粧品宣伝広告の表示に関して、ややこしいので書いてみます

かなりややこしい景品表示法

化粧品で「高濃度」って言葉を見た事はありますか?

実は、その言葉って本当は書いてはいけない言葉なんです。

何を持って高濃度なのか分からないから誤解を与える表現だそうです。

そういったルールが景品表示法として存在します。

でも、良く分からないのが「濃密」という言葉は許されています。

Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

えっ?ってなりません?

なぜ良いのかは未だに自分も分かっていません。もしかしたらダメかもしれません。

実はどういう言葉を使ってはいけないかは書かれていますが、どういう言葉は使ってよいのかは書かれていないんです。

ちなみに使えない言葉として一位を表すような言葉として「最高峰」「日本一」「史上最高」という様なものもダメです。

でもネットやCMで見た事ある気がしませんか?

合法的な景品表示法の抜け道

「合法的な」と過剰な書き方をしましたが、実は「高濃度」という言葉も条件を満たせば使用する事が出来ます。

Photo by Mauru00edcio Eugu00eanio on Pexels.com

先ほど書いた様に何を持って高濃度か分からないから書いてはいけないんです。

では、逆に言えば「何を持って高濃度か書けるなら」書いて良いのです。

改良前商品と比べて高濃度、同一シリーズと比べて高濃度と言った書き方ですね。

これであれば確かに何を持って高濃度かというのが分かりますね。

でも比べられた改良前商品や同一シリーズの元々の濃度ってどれぐらいかは関係ないので極端な例で書けば0.0001%配合していた改良前商品と比べて0.001%配合して10倍にしたので高濃度です!と書くことは可能です。

それをどこまで正直に書くかなので配合割合パーセントを消してしまえば10倍濃度が濃い!高濃度!という記載は可能なんです。

もちろん真面目に濃度を濃く作っているメーカーさんも居るので抜け道を上手く使っているメーカーが居ると腹立たしいのですが、ルールに則って書いているので何も言えないんですよね。別に証拠がある訳でもないし。

(価格帯からして、そんな高濃度な訳ないじゃん…)

ちなみに最高峰も、史上最高も同じ要領で書けます。すっごく小さく書いて置けば良いので。

何を信じれば良いのか?

景品表示法の問題で本当に濃度濃く作っても書けなかったり、濃度が濃くないのに書けたりと不思議な事は良くあります。

そして最大の疑問は大手だと許されるという驚くことが過去にあって許されていたりします。代表的なものとして「スーパーマイルド」ですね。

別に「スーパーマイルド」がマイルドかどうかは知りませんが、景品表示法で言えば何をもって「穏やか(マイルド)」なのかは書けないはずなんですが、堂々と商品名になっています。

命名当時はマイルドという言葉が刺激が少ないという印象に繋がりにくかったという事らしいですが、噂なので何ともですね。という様に分かりにくい海外言語を使うと抜けれる可能性もあります。

だからと言って中小企業が真似をして目立つぐらい売れるとブラックリスト入りし、最悪回収となりますので合法的な手段も大手振ってしない事が一番です。

納得は出来ませんが、ルールはルールなので、しっかりと守りつつ書ける範囲で書いて、使用した後の感動などを伝えれるように工夫をしていかないといけないと つくづく思いますね。

ではメーカー側としては気を付ければ良いですが、消費者は何を信じて商品を買えばよいのか。

利用者の声はネットショッピングでも良くありますが、実体がないようなものなので分かりにくい、ましてやSNSで知り合いならまだしもステルスマーケティング?と疑いたくなるものもあります。

Photo by Kaique Rocha on Pexels.com

そういった意味で美容室での販売はプロから適切な使い方と効果の説明、利用者の感動を直接聞けるというメリットが大きい。

コロナ禍で対面販売は難しい時代になったけど、プロからの忖度ない意見は聞いていて気分が良いものなので、ぜひ聞きかじったような説明ではなく、使用した感想と合わせて自分に合う商品の話してくれるプロの美容師さんから商品説明を聞いて買ってもらいたいですね。

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投稿者: 法則型営業さん

娘3人の父親・化粧品会社の営業部課長・プロレス好き・読書家など思い付いたら追加したり消したりします。

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