学ぶ事が好き
自分で言うのも何だが、学ぶことは好きです。
特に知らない事を知る事、自分の能力が高くなる事、物事の本質を知る事などが楽して好きです。
学生時代よりも社会人になってからの方が本を読んだり、動画を見たり、聞いたりという機会を敢えて増やしてきました。
でも学生時代から学ぶ事が好きだったかと聞かれれば好きではありませんでした。
高校には一応、地元の進学校に入りました。
入学するのに精一杯勉強しました。あの時が一番時間だけは長く勉強した時期です。
そんな自分が高校で落ちこぼれになる事になったのですが、その過程を書いていこうと思います。

落ちこぼれへの道
小学校、中学校と勉強はそこそこ出来ていた方だと思います。
勉強は好きか嫌いかで言えば嫌いでした。
いつでも隙があればゲームをしていたい。そんな風に常に思っていました。
でも、そこそこ勉強が出来ていたのはゲームをする為で、勉強が出来ないと禁止されるというルールがあったからです。
楽しいゲームをする為には苦しい勉強をしないといけない。という図式ですね。
そんな訳で、そこそこ勉強が出来たので祖母から地元で有名な進学校に進むように小さい頃から叩き込まれ、小さいながらに「あの学校へ行くんだ…」と刷り込まれていましたね。
そんな自分は小さいながらに祖母の希望を叶えてあげたい。という思いを持ちました。多分、叶えないと存在価値がない。という思いに近かったでしょうね。
祖母の希望を叶えるために苦しい勉強をしないといけないという図式も出来あがり、そんな2つの図式を持って入学試験に向けて猛勉強しました。あの時以上に時間だけ長い勉強をする事はないですね。
晴れて入学したら図式の内1つは消えます。目標が入学だったからです。

そして進学校は勉強漬けで苦しい思いばかりでした。楽しいゲームをするために苦しい思いをしていたのに苦しい時間が長く耐えられなくなり楽しいゲームに逃げ続けました。
その結果、勉強が出来ない→ゲームに逃げる→勉強をしない→勉強が出来ない。という負のループにハマりました。
合わせて、イジメに遭う&出来ない勉強の中でも苦手科目の教師に目を付けられ学校へ行くのが嫌になり登校拒否。
家にいると学校に行かないといけない。という思いと行きたくないという思いで体調にまで影響が出だしたので一旦、学校の事は忘れることにしました。
流石に、いくらゲームが好きでも一日中ゲームを出来ない事に気付き、別の事をする様になりました。
そこで初めて本を読む事をし始めます。初めて読んだ本は『グッドラック』という本でした。
それを読み自分の中で大きく世間の見え方が変わりました。この話は別に書きたいと思います。
それ以降、自己啓発、心理学、雑学、伝記、スピリチュアルなどジャンルは問わず面白そうな本を読む事にハマりました。

その後、学校へは行けば卒業出来ると言われたので復帰し、授業は適当に受けて学校の勉強以外をする様になりました。
成績は上がる訳もありませんが無事に卒業させてもらい大学も一応、行かさせて頂きました。
落ちこぼれでも生きていれば何とかなるという楽観的な考え方が身に付いたのもこの時です。
視点が増える事を楽しむ
大学に入りましたが、特に勉強が出来る大学でもなかったので適当に過ごしても成績が良く苦労する事もありませんでした。
そのお陰で考える時間が増え、好きな事に専念できるようになり、更に本を読む機会が増え、自分の視点が増えて、物事の見え方が変わると楽しいことに気が付きました。
勉強嫌いとなる理由は様々だと思いますが自分としては学び方と学ぶ意味、楽しさを知らなかったからだと思っています。
それは、お笑いを見ていても、ゲームをしていても、スポーツをしていても、何をしていても知識の有無で楽しみが増えるという事が分かってきた時に気付きました。
小さい頃から知っていたら、もっと楽しいことが出来ていたかもしれないし、人生も大きく変わったかもしれない。
でもそんなIFを求めても仕方ないし、後悔しても仕方ない。
逆にあの勉強嫌いの時期があったからこそ、学ぶことの楽しさを今になって知れたかもしれない。
学生の頃と比べれば年齢的に記憶することは容易ではないが、学ぶこと自体はいつ始めても遅くないと思うし、学ぶこと自体が楽しいのであれば早い、遅いという考えはなくて良いと思う。
自分も親になり、よく勉強しなさいと言ってしまう。その理由を伝えることも大切だと感じているが、子どもに対して学ぶことが楽しいという事を、しっかりと伝えられるように学び続けたいと思います。
今は学ぶ媒体も多いし、場所も問わないので本当に幸せだなぁ。

今でもゲームはしますよ。今では奥さんに怒られるぐらいにね。