10年以内に92%が離職…年収300万、美容業界の残酷な現実
Newspicksを見ていて今週、気になった記事です。
レッドオーシャン化した理由
内容としてはトップスタイリストになるまでに時間がかかる事や、労働条件の悪さについて書かれている。
その上で年収の低さが引き金となり離職率を高めているという内容だ。
分かり切っている事だが、解消するには売り上げを上げるしかないのだが、売り上げを上げる方法として取っている方法に問題がある。
その問題は、ほとんどの美容室がクーポンサイトなどと手を組み値下げでの集客をメインとした売り上げアップを狙っているからだ。
これは美容室だけの原因ではないと思っている。
メーカーからディーラへの提案も値下げでの売り上げアップの企画は後を絶たない。
値下げによる単価アップで成功している店は元々売り上げのある店だと思う。
そうすると値下げしたメーカー、ディーラ、美容室の全てが負のスパイラルへ突入してしまう。
そのせいでメーカー同士、ディーラ同士、美容室同士の血で血を洗う価格戦争になり、レッドオーシャン化している。

ブルーオーシャンへ向かう唯一の方法
華やかな仕事に見えて、しっかりと利益を出している人は見えないところでしっかりと努力をしている。合わせて、その努力に見合った価格提示をしている。
なぜそれが出来るのか、個人の能力を高めて個人がブランド化しているからだと感じる。
多分、美容室だけではないが、それをやり遂げる人が何人いるだろう。
10年以内に離職する人が多い事から少数しかいない事は容易に想像がつく。
では、やり遂げる事が困難な人たちに対して何が出来るのか。
今後のメーカー、ディーラの役割としては良い商品を製造、提供することは言うまでもないが、値引きではない形で美容室の利益を上げられる方法を伝えられないと美容室だけではなく、メーカーもディーラも同じ道を辿る事になりかねない。
商品の提案+美容室を盛り上げる企画、提案が今後は必須だ。
値下げによる客数UPではなく、単価UPによる利益率UPを目指せるよう美容室は努力する必要があるし、その手助けをメーカー、ディーラは行い、美容業界全体をブルーオーシャンへと導く必要があると考えている。
