何を重要視するのか
前回は提案に関しての話をさせて頂きました。
https://rulestype.law.blog/2020/07/22/noflirtatious/(新しいタブで開く)
今回はこの時に話をしたLv1のアイテムから一つ一つ考えを書いていこうと思います。
具体的な話の前に重要なものとしてCMCが重要だと考えていますので、まずはその話から書いていきます。
CMCが何故、必要なのか
ヘアマップの理論、自分が考える理想の髪の毛の質感に沿って考えればCMCを補うものは必須です。
ヘアマップの視点から話をすれば髪の毛は傷むとCMCから流出していきます。
CMCが流出していくと乾燥し、うねりが出て、収まらなくなり、ツヤも出ません。
髪の毛は死んだ細胞なので傷んだ髪は何もしなければ元に戻ることはありません。
でも再度CMCを補う事が出来れば正しい形に整えることは出来ます。
また、自分が考える髪の毛の理想的な質感としては「しなやかさ」が重要だと思っています。
しなやかさとは芯がありながら、柔らかさがある髪の毛の事です。
この話をするとCMCは重さが出て芯のない髪になるのではという疑問も出てくるかと思いますが、塗布の仕方で芯も柔らかさも作ることは可能です。
もちろんケラチンなどの処理剤がある方が良い結果になりますが、使いこなすにはレヴェルを上げてからですね。
ヘアマップ的な視点から正しい形に整える事と理想的な質感を叶える為にCMCが必要となります。
その為に欠かせないのが、CMCをしっかりと補う事が出来るサロントリートメントだと考えています。
CMCの代わりになるサロントリートメントとしてはシリコーンは必須です。
シリコーンに関しては様々な悪い話もありますが、過去に書いたものも読んで頂ければ幸いです。
https://rulestype.law.blog/2020/07/02/silicone/(新しいタブで開く)
もちろん塗れば良いという訳ではないので技術的なものも必要です。
成分的にはコンセプトもあるかと思うので具体的に、どれが良いという話は控えますが、保湿力の高いアミノ酸やコラーゲン、芯を作るケラチンは最低限必要かなとは思います。
サロントリートメントが、なぜ重要か
シャンプーよりも先にサロントリートメントを一番初めに書かせて頂いたことには理由があります。
店頭販売のシャンプー、トリートメントは絶対に欠かせません。
でもシャンプー、トリートメントだけでは美容室との繋がりや商品の必要性を理解してもらいにくいという現状があります。
美容室のオリジナル品であれば、その美容室に行く人との関係性があるので問題ありませんが、メーカーとして動くのであればシャンプー、トリートメントだけだと話の展開は困難です。
まずは美容室で髪を正しく整え、綺麗にしてもらうためのアイテムとしてサロントリートメントは欠かせません。
その理由は前のブロックで記載しましたが、それ以外に美容室を出ても綺麗を保ちたいと思ってもらう第一歩として欠かせないものだからです。
それぐらい美容室にとってサロントリートメントは重要なアイテムだと考えています。
OEMを考えていない方も今、美容室にあるサロントリートメントは徹底してテストされることをお勧めします。
その理由は次回シャンプーの設計と合わせて更に詳しく話をさせて頂く予定です。