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ヘアケア商品設計に必要なたった1つの事

化粧品製造メーカーで働いていて様々な依頼がくる。『ダメージケアに徹底したもの』『香りの良いもの』など具体性のある依頼から『取り敢えず良いもの』という抽象的過ぎて、こちらから、どう聞いていいか悩む依頼まで。形に出来るかどうかはさておき美容師さんの希望は特に聞いていて斬新で面白いです。逆に『○○と同じもの』という依頼は熱意を感じないし、コピー品で想いも入らないので作らない方が良いんですが、その話は別でします。

ヘアケア製品を作るために必要な事

当たり前ですが、ヘアケア製品を作るためには髪の毛の事が分かっていないといけません。でも意外と髪の毛の事って知らない人が多いんです。キューティクルとか、コルテックスでしょ?知ってるよ。という話も出ますが、じゃあそれって何ですか?って聞くと皆さん『?』という表情になる。

別に学術的に詳しく知る必要があるという訳ではないです。覚えていれば、より深く理解できるかもしれませんが、大まかでも良いので位置と役割を覚えた方が良いですよ。という話をさせて頂いています。

毛髪微細構造

という名称が美容業界では一般的な言葉ですが、分かりにくいし、タイトルからして勉強する気が失せるタイトルです。

だから学術的に必要なものであってデザインを作るのに必要な情報は少ないよね?という認識になりやすいんではないかと僕は思っています。

だから簡単な言葉に変えて『ヘアマップ』という言葉でメーカーさんや美容師さんに話をさせて頂いています。

僕の教え方の基礎になっているのは元美容師さんで今はメーカー業をされている方なので美容師さんに寄り添って役に立つ情報を抜粋した方から習ったので美容師さんにも聞きやすいものになっています。

社内教育の一環としてもヘアマップを教えているので営業や研究はもちろん、女の子からすれば自分の髪を綺麗に保つために必要な知識として覚えてくれる子もいます。

それぐらいかみ砕いてくれているものが僕が認識しているヘアマップというものです。

分かりやすくしている分、拡大解釈していたり、それは言い過ぎでは?という事もあったりしますが、理解しやすいものの1歩目としてはオススメします。

ヘアマップを覚えると美容師さんは良い事が多いです。

髪の毛をレントゲンやCTスキャンで撮影した様なイメージが頭の中に出来るようになります。

そうすればカウンセリングのレベルが上がり、髪の毛に何をしないといけないかの軸が出来ます。軸が出来れば何を使用するべきかの選択が出来、仕上がり後にお客様へ説明が出来るようになります。

メーカーさんへの質問も質が上がりメーカー側も適当な事が言えなくなるというメリットもあります。

商品設計をする際に本当に必要なのか?

美容師さんには良いことが多いヘアマップですが、商品設計をする際に本当に必要か?という疑問の声もあります。必要です!いや、必須科目です!

理由はヘアマップの知識がないと商品を作る際に考え方がブレやすくなるからです。

一般マーケットに卸す商品であればトレンドなどを取り入れていれば良いかもしれませんが、プロマーケットはトレンドだけでは長続きしません。

一般マーケットと違い、商品の寿命が長いのがこの業界です。その点も踏まえてヘアマップを覚える事は必須科目だと思っています。

僕が担当しているメーカーさんであればヘアマップの講習をしている方が多いかと思います。

美容師さんであれば探して受けてみては如何でしょうか。

これだけ必須科目と書いておいてメーカーさんに対して何も手を差し伸べないのも問題なので、ブログにも僕の伝え方で載せていこうと思っています。

動画の方が分かりやすいのですが、緊張するので方法は考え中です。

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投稿者: 法則型営業さん

娘3人の父親・化粧品会社の営業部課長・プロレス好き・読書家など思い付いたら追加したり消したりします。

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